内部格付体系の構築、リスク管理の高度化に寄与します
企業(地方自治体)の財務情報から、格付投資情報センター(R&I)の発行体格付を推計する財務定量モデルを搭載したプロダクトです。
RADARを利用する理由
R&I格付との高い整合性
RADAR(国内版)で推計される格付は、日経グループならではの豊富なデータとアナリストの目線をモデル構築に活かすことで、R&I格付との高い一致性を有しています。
評価対象を広くカバー
RADAR(国内版)では12業種に対応した一般事業法人モデルと、銀行・証券・保険・ノンバンクに対応した金融法人モデルがあり、幅広い業種をカバーしています。 そのほか、地方公共団体の格付を推計するRADAR Public、世界各国の企業の信用力を推計するRADAR Globalもあります。
モデルの説明性が高く、 検証や外部への説明も可能
RADARで使われている統計モデルはブラックボックスモデルではありません。説明変数や推計ロジックを開示しているだけでなく、定期的にモデルの検証資料を提供することで、ユーザー様の内部検証や当局説明をサポートします。
主な機能
- UI
- 出力
- 利用シーン
登録した財務データから、以下の項目がアプリ上で表示でき、連続3期分の推移が確認できます。 「説明変数」や「寄与度と前期変化率」からモデルによる評価の要因分析を行うことが可能です。
損益計算書
貸借対照表
財務比率
説明変数
寄与度と前期変化率
ユーザー様の声
導入の決め手 : 推計精度とわかりやすさの両立(損保ジャパン株式会社様) RADARは外部モデル採用の条件を十分に満たしていました。銀行、政府系・系統金融機関、保険会社、証券会社等の大手金融機関を中心に利用実績が豊富で、毎年最新のデータを用いたモデルのパフォーマンス検証を行い、その結果に応じてモデルのメンテナンスを実施していることを評価しました。格付推計ロジック等の詳細について開示して頂けることも評価のポイントでした。 また、他に検討したモデルでは、銀行、ノンバンク等の業種を含んでいないものがほとんどであり、その点でRADARは業種のカバー率が圧倒的に高く、さまざまな業種の格付を高い精度で推定できることから、実務運用の観点で大きなメリットがあると評価しました。 さらに、他社のモデルのアウトプットがスコアだけであったのに対し、RADARはR&I格付を推定するモデルであるうえ、その格付をスコア化した数値も出力され、外部格付との水準比較が容易かつ明確であったことから、社内格付体系の統一にあたっては制度設計がしやすいと考えました。 実際に、信用格付を付与する際の定量判断の材料としてRADARを導入してみて、これらの点が高いレベルで満たされていることを実感しています。また、本決算の財務諸表による評価が基本とのことですが、四半期の決算でも格付が推計できるため、タイムリーな定量情報の把握にも用いています。